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有限会社ベリアント
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差別化ポイントの発見と、灯台もと暗し
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商売する上で、「差別化」しないといけないというのは、頭ではわかっていても、なかなか難しいですよね。

いまの世の中、競争も激しくなっていますから、どんな商品を売る場合でも、市場にライバル商品が存在するのは当たり前。自社のオリジナル商品を販売する場合ならまだしも、販売代理店としてメーカーから商品を仕入れて売る場合などは、同じ商品をみんなが売っているわけですから、差別化していかないと競争に勝てない。

 そんな、なかなか難しい差別化ですが、しかし考えようによっては、ちょっとしたことが大きな差別化になることもあるのかもしれないですね。しかも、そのちょっとしたことは、「灯台もと暗し」で、意外と日々の活動の中で見過ごしている事柄の中に埋もれている場合も多かったり。

 IT業界の話ではないのですが、ちょっと考えさせられたお話があります。私の住んでいる地区の駅前に、パン屋が2件あるんですね。大手のチェーン店のパン屋と、昔ながらの個人営業のパン屋さん。

チェーン店のほうは、店構えもおしゃれだし、品揃えも豊富。値段や味も、合格点。それに比べると個人営業のパン屋さんは、値段や味は、まあまあなんですが、店構えが、まず地味。品そろえも貧弱で、「コロッケサンド」とか、「たまごサンド」とかいう古臭いイネーミングのパンがいっぱい並んでる。

うーん。。。これでは、三重苦。まさに、ヘレンケラー状態。こうなると、誰でもみんな大手のパン屋の方にいきますよね。

わたしも、「このパン屋は、近いうちにつぶれるではなかろうか」などと思っていたのですが、そんな折、とある雑誌で、パンの製法に関する記事を読むことがありました。その記事には、パンを作る際に利用される食品添加物のことが書いてあったんですね。簡単にいうと、今は昔と違って、パンを作るためには、いろんな食品添加物が使われているのが一般的で、コンビニやスーパーのパンだけじゃなく、パン屋さんのパンも例外じゃないとのこと。

「ちょっと確かめてみよう」ということで、早速、近所で調べてみると、コンビニやスーパーはもちろん、駅前の立派な大きなパン屋でさえ、食品添加物をたくさん使っている模様。しかし、ふと、例の個人営業のの小さなパン屋さんに入ってみると。。。

なんと! 壁にはったA4サイズの紙切れに、ほんとに小さく、「うちは昔ながらの製法にこだわり、添加物を一切使っていません。」と書いてあるではないですか。「もっと、それをアピールしてくれたら、嬉しいのに!」と思ってしまいますよね。

作り手の側にとっては、なにげないことでも、買う側のお客さんにとっては、とっても大事なことってあるんですね。まさに「灯台もと暗し」で、当たり前のこととして見落としがちなことの中に、お客さんにとって大切なことがあったりする。

日々、自社の強みはなんなんだろう、御客さんは何を求めているのだろうという視点で考え続けることが、やっぱり必要なんですね。近所のパン屋さん、ありがとうございました!


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