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有限会社ベリアント
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ネットワークの価値
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私自身、勉強も含めて、いろんな交流会や勉強会などに参加したりしてるんですが、そんな中に、とってもユニークな勉強会を、発見しました。知り合いの方に「おもしろい勉強会があるよ」と誘われたので、ものは試しということで顔をだしてみたんですが、これが本当にユニーク。

その勉強会を主催しているのは、小さなソフト開発系ベンチャーさんで、従業員は、20人にも満たないくらいの会社さん。勉強会の名称としては、「IT××研究会」というよくありがちな名称です。内容も、いろんなIT系企業さんが自社の新製品や売れ筋商品を紹介するという、すごくありふれたもの。

普通、こういう単なる製品紹介が中心の勉強会といえば、参加費なんてタダなものが多いのですが、それが、なんと「5000円」もする。だったら、ものすごい製品が紹介されるのかとというと、これが正直どっかで見たことがあるようなものばかりなんです。

「うーん、それじゃあ、一体何がユニークなの?」というと、ユニークなのは、こんなに退屈で、しかも5000円もする勉強会にもかかわらず、その「集客力」がすごいということなんです。

この勉強会は、毎月定期開催なのですが、毎回、100人以上も参加者があるんですね。どの会に参加しても、開場にあふれんばかりの人がいて、熱気でムンムンしているんです。しかも参加者の中には、企業の社長さんや、役員の方といったお偉いさんなんかも、たくさんいる。

はじめて参加した私は、「な、なんなんだこれは・・・。なぜこんな退屈な勉強会に、こんなに人が集まるんだ?」と、不思議でたまりませんでした。「これは、ちょっと潜入調査が必要だな」と思った私は、この集客力の秘密を探るべく、その後、何回かこの勉強会に参加してみたんですね。そして、やっとその集客力の理由がわかりました。

このいかにも不思議な集客力の源泉は、勉強会の内容そのものとは全然関係ないことがわかりました。実は、それは、「ネットワークの価値」なんだということがわかったんです。「ネットワークの価値」とは、何かというと、「人が集まるというそのこと自体に、大きな価値があり、その価値がさらに人を呼んでいる」ということです。

実際、参加者の行動をよ〜く見てると、勉強会の内容には、あ〜んまり興味なさそう。それほど活発な議論がなされるわけでもなく、みなさん、黙って各社の商品紹介を聞いている。「みんな、わかっているのかなぁ」という感じです。


しかし・・・、参加者のみなさんが突然、勢いを得て活動し始める瞬間があるんです。そうそれは、勉強会が終わったあとに開かれる「名刺交換会」なんです。

「はい。みなさん、いまからは名刺交換の時間です。みなさん、ぜひ人脈を増やしてくださいね」という、司会の方のアナウンスとともに、参加者のみなさんは、ここぞとばかりに、ウワーっと、みんな名刺を取り出して挨拶してまわっている。もちろん、自社商品のパンフレットを片手に配っいる人もたくさんいます。どの参加者も、それぞれに自分の仕事に結びつく出会いを求めて、真剣なんですね。

「へぇ〜。すごいもんだなあ。これは確かに、5000円の価値はあるね」と妙に納得してしまいました。

こういうすごい集客力を目の当たりにすると、「ネットワークの価値」というのは、ものすごく大きな価値をもつものなんだな、ということを思い知ります。

しかも、この会社さんのように、自らが勉強会の主催者になるなどして、自社独自のネットワークをもつことができれば、営業的なメリットははかりしれません。小さなところからでいいので、やはり自社独自のネットワークというのを作って育てていく意識が大切なんだろうなと、つくづく思いました。

自社独自のネットワークづくりといっても、そんなに難しく考えることはなく、本当に、小さなところからでいいと思うんですね。この会社さんのような大きな勉強会はムリでも、もっと小規模な勉強会ならば、開催も可能ですよね。しかも、月に1回がムリでも、四半期に1回程度でもいいですし。 もっと簡単なところでは、会員向けの情報誌の発行をしてみるのもいいでしょう。この場合、メールを利用して、メールマガジンの形式で定期発行すると、さらに手軽です。私自身も、月に1度ですがメールマガジンを定期発行していますが、自社独自のネットワークづくりに、非常に役立っていることを実感しています。

このように、「ネットワークの価値」というのを認識し、自社独自のネットワークをうまく育てていければ、とても大きな営業的メリットがうまれるはずです。本当に、なにかお手軽なところからでいいので、自社独自のネットワークづくりということを、自社の営業戦略の一つとしてとりいれていきたいものですね。


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