Belient ITビジネス企業さま向け営業支援
有限会社ベリアント
   >> ホーム>> メールマガジン>> 危機を乗り切るリーダーシップ



――――――――――――――――――――
「危機を乗り切るリーダーシップ」
――――――――――――――――――――


先日、六本木ヒルズで、吉野家の社長さん(安部修二さんという社長さんです)
のセミナーがありまして、ちょいと参加してきました。(去年の暮れぐらいに、
カンブリア宮殿というテレビ番組に出てたので、ご覧になった方も多いのでは?)

最近、あまりセミナーに出ることも少ないんですが、テレビに出てる安部社長を
みて、「こりゃ立派な社長さんだな」と思ったので、お小遣いをはたいて、参加
してまいりました。(ちなみに、こちらの社長さんは、現場のアルバイトから、
社長にまで出世した方だそうです。がんばれば、アルバイトでも社長になれるん
ですね。)

それで吉野屋の安部社長のお話で、何を一番 聞きたかったのかといえば、やは
り先日のBSE問題のときの対応のくだりです。皆さんもご存知だと思うので、
詳細は割愛しますが、まあ、あのBSEショックは、牛丼屋にとっては、メガトン
級のショックでした。

他社が、国産やオーストラリア産の牛肉に、簡単に切り替えていくなか、吉野屋
だけは、「うちの味は、米国産の肉でしか出せないんだ!」と、一切 牛丼はだ
さず、それまで売ったことのない牛丼以外の商品で、あえて勝負しようとする姿
勢が、「なにやら男前だな〜」と。

でも普通に考えて、「明日から売るものなくなります」なんてことになったら、
そりゃ大変だなと。わたしが同じ立場なら、現実逃避して、山ごもりしちゃうか
もしれません(笑)。でも、そういう危機にぶつかったときにこそ、本当のリー
ダーの資質が問われるんでしょうね。

本当に勉強になるセミナーでしたが、実は一番、印象に残ったのが、安部社長の
「なんとかなるさ」的なお気楽な雰囲気というかなんというか。(もちろん本人
は、お気楽でないんでしょうけども、そういう雰囲気をかもし出すところがすご
いですね。)

本人いわく「危機に直面したときに、ダメになってしまう最大の原因は、内部の
混乱であり、内部の崩壊なんです。どんな状況でも、みんなが一致団結していれ
ば何とかなるもんです」だそうです。お気楽とは、ちょっと違うかもしれないで
すが、危機に面しても、リーダーは、バタバタせず、常に自信をもっていないと
ダメなんだろなと。

とはいえ、いくらリーダーが自信満々でも、やっぱり社員の皆さんは、「うちの
会社大丈夫なのかな?」なんて、不安がります。この点について、参加者のみな
さんから、さらに質問がありました。

「リーダーの思いや情熱をメンバーに伝えるには、どうしたらいいですか?」と
いう質問でしたが、これは、興味がある質問ですね。

私も、メモを片手に、「いったい社長は、何をいうのかな」なんてワクワクして
いたら、なんとまあ、非常にあっさりとした答えでしたよ(笑)。

「メンバーと、ちゃんと話しをすることですね」だそうです。

あまりに、あっさりとした話しで拍子抜けするところでしたが、「それって、と
ても大事なことかも・・・」と。

安部社長いわく、「リーダーは、メンバーそれぞれと、きちんと向き合って話さ
ないといけない。それぞれ、仕事をしていく上でのモチベーションが違うんだか
ら、頭がしびれるぐらい考えて、きちんと向き合わないといけない」んだそうで
す。「これは、どこの教科書にも書いてませんよ」といってました。

社長は、当然、役員や役職者と向かい合うし、役職者は現場のリーダーと、現場
のリーダーは一般社員やアルバイトと、きちんと向き合う。そういう文化が吉野
家にはあるようです。

たしかに、世の中にはリーダーシップの書籍やセミナーも溢れていますが、「メ
ンバーと、ちゃんと話しをしてますか?」なんてことは、基本的なことすぎて、
誰も教えてくれないかもしれませんね。リーダーシップというと、すごく大げさ
なもののように感じますが、結局は、メンバーの皆さんと、向き合って話しをす
る以外にないんですね。

リーダーが、メンバーとちゃんと向き合って話しをして、リーダーの思いを伝え
、ひとりひとりのモチベーションをあげていく。そういう努力の結果として、は
じめて「みんなが一致団結すれば何とかなる」という強い連帯感がうまれるのか
なと。

たかが牛丼、されど牛丼。たいへん勉強になりました。今度、牛丼をいただくと
きには、正座して、ありがたくいただかせてもらいます。(牛丼ばんざい!)

Copyright Belient, Inc. All rights reserved.